農業経営の安定を届ける農業共済

令和5年4月2週号

次世代へ繋ぐ技術と心
豊橋市細谷町の村田安利さん

豊橋市細谷町の村田安利(むらたやすとし)さん(62)、38アールの耕地にデルフィニウムを育てている。
 豊橋市のデルフィニウムは、6月から10月までが出荷時期になる。品質が高く、全国でも有数の産地となっている。
品質を維持したままお届けする為に、水の入った容器に立てたまま出荷する。こうすることで、美しさを維持したまま輸送できるそうだ。
購入した切り花を長く美しく保つ方法を尋ねたところ「デルフィニウムに限らず、花を美しく保つ為には水を毎日変えること。加えて、水に浸かっている茎の先の1cm程度を切れば、長く楽しめる」と語ってくれた。
目下の目標は、息子の佳祐(けいすけ)さんに経営移譲することだ。
 今後の経営を担っていく佳祐さんは今後の意気込みについて語ってくれた。
「デルフィニウムの魅力は、鮮やかな色味です。一人でも多くの方が楽しめるように品質の良いものをお届けしていきたい。新型コロナウイルスの影響で、求められるものも変わってきている。消費者の需要を理解して、柔軟に販売していきたい」と笑顔で語ってくれた。


笑顔で今後の意気込みを語る佳祐さん