農業経営の安定を届ける農業共済

令和4年10月2週号

生産者と消費者をつなぎ地元の魅力を発信

 豊橋市にある道の駅とよはしは2019年にオープンし、今年で4年目になる。年間の来場者数は220万人を誇り、「ひととまちをつなぐ、豊橋の縁側」をコンセプトに豊橋の食と農業の魅力を発信している。新鮮な農産物を取り揃える県下最大級の産直売場「あぐりパーク食彩村」や地元のこだわりの食材を使った飲食店、特産品を扱うショップが入居する施設「Tomate(トマッテ)」などで構成されており、多くの来場者でにぎわっている。

 同道の駅では、農産物やアクセサリー、食品などを扱うマーケット形式のイベント「水曜日のマルシェ(第一水曜日)」「ウィークエンドマーケット(第三土曜日)」を毎月開催し、販売する出店者さんと直接会話を交わしながら、買い物を楽しむことができる催しとなっている。
このイベントでは、豊橋市のほか田原市など近郊の農家さんがみずから対面販売を行っており、旬の農産物が多く並ぶ。時期によっては農家さんの出店だけでも10店舗ほどになることもあるそう。
イベント担当者の旭(あさひ)綾(あや)恵(え)さん(37)は、「生産者と消費者の距離が近いのもこのイベントならではの醍醐味で、このイベントを目当てに来る来場者も少なくない」と話す。
将来的には、さらに多くの農家さんの出店を目指しており、「イベント自体の規模も大きくし、若者からお年寄りまで幅広い年齢層をターゲットに集客の拡大を図りたい」と今後の展望に意欲を見せる。


にぎわいを見せる水曜日のマルシェ