農業経営の安定を届ける農業共済

令和2年8月2週号

『蒲郡温室みかんでエールを』
 蒲郡柑橘組合
 愛知県蒲郡市


蒲郡柑橘組合の内田安彦組合長(左)と蒲郡商工会議所の山下英孝専務理事(右)

 蒲郡柑橘組合は、新型コロナウイルスの影響で厳しい状況下にある蒲郡市内の飲食店へ向けて、地域ブランドである「蒲郡温室みかん」の無償提供を行った。
 テイクアウト事業を早期に実施するなど自助努力を行い頑張っている飲食店を応援しようと、蒲郡商工会議所へ提案し実現した。無償提供されたのは、宮川早生みかん約250kg(5kg箱×50箱)。蒲郡商工会議所が主催する「お家deがまごおり」プロジェクトに参加する飲食店50店舗へ提供され、テイクアウト弁当や店内の飲食等で利用される。
 蒲郡柑橘組合の内田安彦組合長(62)は、「新型コロナの影響で、以前からお付き合いのある飲食店も打撃を受けているのを見て、何か力になれることがあればと思っていた。提供したみかんを使っていただき、飲食店の皆さまに少しでも元気をつけてもらいたい。また、テイクアウト弁当を通しておいしいブランドみかんを市民の皆さまに食べていただくことで、蒲郡市全体が明るくなってもらえれば」と話してくれた。
 蒲郡商工会議所の青木宣貴総務課長は、「飲食店の多くがテイクアウト商品などに活路を見出している中で、高級みかんである蒲郡温室みかんを無償で提供いただけるのは非常にありがたく力になる」と感謝の言葉を述べられた。
 内田組合長は、「市場への販売についても、平年約1500tの販売量を今年度も維持したい。そして、より多くの方へ1年中さまざまな品種のおいしいみかんを供給したい。」と今後の意気込みについても語ってくれた。
 (原)