農業経営の安定を届ける農業共済

平成30年3月2週号

地元特産のトマトを使用したこだわりケーキ
弥富市 和菓子屋「万寿園・ルグラン」 佐々木直樹さん、由美子さん夫妻


佐々木直樹さん(写真右)と由美子さん(写真左)


 愛知県弥富市の和洋菓子屋「万寿園・ルグラン」では、地元特産のトマトをふんだんに使った一風変わったケーキが売られている。
 ピューレ状にしたトマトが練りこまれたクリームチーズをこだわりのタルトの上にのせ、最後に表面をトマトのゼリーでコーティングして作られた、「みょうなとまと」。きっかけは十五年以上前に遡る。「地元の農家さんから地域の特産品で何か作れないかと頼まれたのが始まりでした」と、オーナーの佐々木直樹さん(60)。
 トマトを材料に使うにあたって苦労したのは、トマトに含まれる水分だったそうだ。トマトの水分量では材料にするには多すぎる。そこで、丁寧に煮詰めることで水分を飛ばし、トマトを材料として使っている。「トマト一ケースあたり、二時間くらいかけて、焦げないように注意して煮詰めていきます」と妻の由美子さん(49)は話す。


トマトのチーズケーキ「みょうなとまと」

 また、「みょうなとまと」は本物のトマトのヘタを乗せ、見た目をトマトに似せている。ヘタは、地元の農家の間引いたトマトを使用。農家との距離感の近さからできる工夫だ。
「タルト生地もこだわった自信作です、是非どうぞ」と直樹さんは話してくれた。(石黒)

*購入は店頭または通販で、通販の注文はルグランホームページまで。