愛知県農業共済組合

農業経営の安定を届ける農業共済

平成28年4月2週号

カーネーション種苗 世界で”感性を売る”


試験品種の前で鈴木代表取締役


カーネーション

間もなくカーネーションが出荷のピークを迎える。日本一の産地である西尾市には、世界規模のカーネーション種苗専門会社、フジ・プランツが拠点を構える。代表取締役、鈴木善和さん(68歳)に話を聞いた。
 自ら起ち上げた種苗会社を、一代で国内シェア35%を占めるまでに成長させた鈴木さんは、自らの仕事を、「感性を売るビジネス」と表現する。
 世に求められる感性と、自分の感性が合致しなければ、仕事は成り立たない。何が求められているのか、ニーズを捉える感性も重要と言う。
 フジ・プランツの社員はたった8名。その8名が国内外の販売、試作、出荷、営業の複数分野を兼任し、世界を相手の商売を回す。会議は行わず、相互の伝達は朝礼・終礼の1分間のみ。必要な情報は自分で参照し、研究し、取得する。常に興味を持ち、学習することがフジ・プランツの社是となっている。
 自身もCIOPRA(国際栄養繁殖性花き育成者権者団体)・CPA(カーネーション育苗会社協会)・JATAFF(公益社団法人農林水産・食品産業技術振興協会)等に参加し、名実ともにカーネーションの日本代表である鈴木さんに、今後の目標を伺った。


カーネーションの苗

「これから新たに、何かに力を入れることは考えていません。今も年間1500品種を試作し、毎年カタログに10品種以上を発表しています。これまで100%の力で仕事をしてきたし、これからも継続します。力を緩めることは、会社としての失速を意味します」
 全力が当然、日本の第一人者の覚悟がそこに見えた。
 ▽問い合わせ先 : 電話0563-72-3611(代)
 ▽ホームページ
 http://www.fuji-plants-sgh.co.jp/(安形)