農業経営の安定を届ける農業共済

令和5年3月4週号

特産のへきなん美人をPRし多くの方に食べてもらう
碧南市前浜町の杉浦千秋さん

「特産のへきなん美人をPRし多くの方に食べてもらうことが重要です。食育活動は普及活動と同時に食べ物の大切さも学ぶきっかけになったら嬉しい。」と話すのは碧南市前浜町の杉浦千秋(すぎうらちあき)さん(63)。碧南市特産のにんじん「へきなん美人」を始め、玉ねぎ、落花生等を栽培している。
生産者の視点から食べ物の大切さを伝えたいと食育への活動は平成16年頃から積極的に続けている。今年は碧南市内の小学校で種まきから収穫、調理まで一年を通して子供たちの成長を見てきた。
「授業の最終日にSDGSについての発表や歌のプレゼント、お礼のお手紙をいただいた。子供たちの成長した姿と手紙を読み涙がこぼれた。」と笑顔で話す。生産者として、農業を教えるだけでなく、作物の成長を通して子供たちの心の成長にも繋がってほしいと願っている。
「こんなに甘い人参はじめて食べた」「人参ご飯が大好き」等、消費者との会話できるのも食育活動の楽しみのひとつと話す。人と人を繋ぐきっかけに私たちが愛情込めて育てた「へきなん美人」が一役買えたら嬉しい。 
「私のオススメは、へきなん美人の特徴である甘さをより一層感じてもらえる人参ご飯と人参カルボナーラです。」と話す。碧南人参部会初の女性部会長として令和3年から今年度まで広報活動にも力を注いできた。今後は安全安心なものを栽培するのはもちろんのこと、郷土料理も伝えていきたいと目を輝かせていた。


自慢のにんじんを手に笑顔の杉浦さん