農業経営の安定を届ける農業共済

牛にツライ夏がやって来ます!

事業部家畜課です。

7月に入り梅雨のジメジメした毎日ですね。
梅雨が終わるとまた暑い夏がやって来ます。
気温35℃以上の真夏日が何日も続き、乳牛にとっては厳しい季節となります。
日本の乳牛のほとんどがホルスタイン種と呼ばれる白黒の牛ですが、
ヨーロッパの寒い地方原産なので、夏には非常に弱く、
熱射病に罹って、乳量が大幅に減ってしまいます。
最悪の場合、命を落とすこともあります。


このグラフは、平成30年度と令和元年度の家畜共済の
死亡・廃用事故件数と支払共済金の月別の推移となります。
グラフから7月から9月にかけて死廃事故が増える傾向にあります。
(保険処理の関係で、事故月の翌月処理のため、1月ずれています)


 
牛の暑熱対策には扇風機、ミスト、屋根へ散水、寒冷紗など様々な対策があります。
一つ一つでは効果が発揮されないケースもありますが、
これらの対策を組み合せて行うことにより効果が発揮されます。
やれることは総てやって、暑さから牛の命を守ってあげましょう。