農業経営の安定を届ける農業共済

令和4年1月4週号

トマト マスクメロン
高品質生産に向けて園芸施設共済で備え
豊明市 横山請悟(よこやませいご)さん(45)

 豊明市沓掛町の横山請悟(よこやませいご)さん(45)は、同市にあるガラス温室14棟で「ファーストトマト」をはじめとした数種類のトマトとマスクメロンを栽培し、販売している。経営する横山農園は、良好な経営状態と長年の実績から、過去に日本農業賞大賞などの受賞経験を持つ。
 生産者が納得した販売価格がベストだという横山さん。栽培の際に水分コントロールを自由に行える隔離ベッドや良質のバーク堆肥などを使用し、高品質を保つ。
 


トマトの生育状況を確認する横山さん


 台風や地震に備えて園芸施設共済に加入している。2021年は夏場の急激な気象の変化が多い中、頻発する落雷で付帯施設の開閉装置制御盤に被害を受けた。高品質なトマトやメロンに付加価値を付け安定して消費者に届けるためには、ハウス内の環境制御に伴う設備が必要不可欠だ。「復旧費用特約と制度改正による付保割合の追加特約で、手厚い補償を受けられてとても助かりました」と横山さんは話す。
 農園直営の直売所には、上質な果実を使ったトマトジュースなどの加工品も並ぶ。「うちのトマトは、トマトが好きな人だけでなく、苦手な人にも好評なんですよ」と話す横山さん。今後も直売所での販売を中心に、濃厚な味わいのトマトとメロンを届けていく。
(安藤)