農業経営の安定を届ける農業共済

令和3年4月2週号

『若手が盛り上げる農業』
「想定より早い就農だったが、毎日とても充実している」と話すのは、田原市中山町の森下豪介(もりしたごうすけ)さん(26)

 現在、両親とともに、夏にトウモロコシ120㌃、メロン10㌃、冬にキャベツ400㌃を栽培している。
森下さんは農業系の大学へ進学をしたが3年時に大学をやめ就農した。当初は卒業後、一般企業に就職してから就農する予定だったという。「農業関係の勉強を学ぶうちに、早く農業に携わり、肌で農業を感じたいと思い決断した」と話す。
 地域の中ではかなり若手の農家にあたる森下さん。「自分の周りに近い年齢で農業をしている人は片手で数えられる程しかいない。長年の経験が重要な仕事ではあるが、若いからこそ出来ることもたくさんある。もっと若手の農業者が増えてほしい。」と話す。


キャベツの収穫をする森下さん


 将来チャレンジしてみたいこととして「ミニトマトの施設栽培」と森下さん。「色々な方のミニトマトを食べてみて感じたのは、作り手によって味の違いが顕著に出る作物だということ。より一層味にこだわった農業に興味が惹かれる」と話す。「設備投資が大きく簡単には始められないが、将来チャレンジしていきたい」と意欲を燃やす。(荒木・原)