農業経営の安定を届ける農業共済

令和2年11月2週号

「健全な農業経営を通じて、農業に対するイメージを変えていきたい」
田原市 渡辺康男さん

 「健全な農業経営を通じて、農業に対するイメージを変えていきたい」と話すのは、田原市でキャベツ、メロンの他にフェンネルなどを栽培している渡辺康男さん(43)。
渡辺さんは、日本野菜ソムリエ協会認定の野菜ソムリエの資格を保持している。他にも、田原市の野菜ソムリエの認定者で構成されている団体の『ベジエール渥美』に所属しており、地域貢献にも携わっている。


渡辺康男さん

 目標を尋ねると、「農業のイメージというと、大変でネガティブなイメージがある。そんなイメージを楽しいポジティブなものに変えていきたい。その為には、効率的な経営を行い、しっかりとした財政基盤を築き、健全な農業経営を行うことが必要だ」と話してくれた。
 そして、今後取り組んでみたい事業としては、メロンの直販を挙げる。直販の場合は、価格を自分で決めることができる事に加えて、諸経費等も安く済む為、通常の市場出荷よりも高収益を目指していけるそうだ。

 また、「通常の市場を通した販売では、消費者の意見は農家には届きにくい。しかし、直販形式ならば、消費者の声が直接聞けるので、消費者の細かい意見を聞くことができる。その吸収した意見を基に、消費者が喜ぶ作物を育てていきたい。」と渡辺さんは語る。(久野)