農業経営の安定を届ける農業共済

令和元年12月2週号

公民館内にカフェ開店
自社産米や野菜で米粉メニューに力
知立市 アグリ知立 高村由美さん

 「知立市の特産品を作りたい」と話すのは、同市の農事組合法人アグリ知立(米、麦、大豆計200ヘクタールなど)で理事を務める高村由美さん。地産地消を目的に知立市と連携して、2019年3月、市内の公民館内に『米cafe Repos(こめかふぇるぽ)』をオープンした。


「知立市の農業に関心を持ってもらいたい」と高村さん(左)、寺本さん(右)と店舗スタッフ。

 提供する料理には、自社で栽培した米や野菜を使用。店長の寺本雅さん(25)と共に、米粉を使ったメニューの開発に取り組んでいる。中でも「ミルキークイーン」の米粉を使ったみたらし団子は人気商品だ。

 「カフェを始めて良かったことは、お客さんや従業員の知り合いと会話ができ、農業に関心を持ってもらう機会が増えたことです」と高村さんは話す。一方、利用客は知立市役所の職員や公民館の利用者がほとんどのため、地元の方に知ってもらうことが課題となっているという。
 高村さんは「知立市内で唯一の農業法人として、知立市の『顔』となって農業を広く伝えていきたい」と意欲を話す。(加藤)