農業経営の安定を届ける農業共済

令和元年11月4週号

「あいちのかおり」でおにぎり 夫の米を多くの人に届けたい
弥富市 おにぎり商店きはち 八木 淳子さん


「鍋八のお米のおいしさを知ってもらいたい」と淳子さん(中央)と、店舗のスタッフ

 「『この店のおにぎりはおいしい』と言われるのがとても嬉しいです」と話すのは、弥富市の『おにぎり商店きはち』を経営する八木淳子(じゅんこ)さん(48)。開店して4年目を迎えた。

 開店するきっかけになったのは、有限会社鍋八農産(作業受託を含む水稲140㌶など)の代表で夫の輝治さん(48)の「自分たちが育てた米で、握りたてのおにぎりを提供したい」という一言。
 販売するおにぎりは、同社が作った「あいちのかおり」の100%使用だ。注文が入ってから作り、握りたてを提供している。「おにぎりに合わせて、少し硬めに炊き上げたあいちのかおりを"手に崩れず口でほどける"を意識して握っています」と淳子さんは話す。


"手に崩れず口でほどける"ように握る

 同店のおにぎりは20種類あり、「ライスコロッケ」をはじめとする新商品を毎月考えている。また、愛知県庁や地域のイベントでも出店している。
 「どうすれば鍋八農産のお米がもっと売れるようになるか考える毎日です。今後は名古屋にもお店を開き、もっと多くの人にうちの米のおいしさを届けていきたいですね」と笑顔で話している。(井上・寺西)