農業経営の安定を届ける農業共済

平成31年3月2週号

年間野菜30種類 詰め合わせをネットで販売
田原市 中川貴文さん、倫子さん夫妻


「今の時期は、葉ニンニクがお薦めですね」と話すのは、田原市にある「PatchFarm」の中川貴文さん(36)と妻の倫子さん(35)。1・3㌶でタマネギやニンジンなど年間30種類の野菜を栽培している。
 日本野菜ソムリエ協会主催の品評会で、金賞を取った実績を持つ貴文さんだが、農業を本格的に始めたのは4年前。それまでは農薬会社に勤めていた。「元々農家じゃないからこそ、自分の作りたいものを作ろう」とさまざまな野菜の栽培に挑戦したという。

 現在は、ホームページ(HP)やフリーマーケットサイトで野菜セットを販売している。「お客さまからの声が直接届くため、それを元に工夫するのが面白く、やりがいがあります」と貴文さんは話す。
 購入者とのやり取りやHPの管理は、倫子さんの担当だ。野菜の紹介や畑の様子を「Patch通信」として紹介。野菜を使った料理レシピも提供しており、「『子供が野菜を食べられるようになった』という声を聞くと、やりがいを感じます」と笑顔で話す。
 貴文さんは「今後は現在作っている野菜を、さらにおいしく、上手に育てていき、『PatchFarm』のファンを増やしていきたい」と目標を話している。(兼子)
 ▽HP=http://patchfarm.biz