農業経営の安定を届ける農業共済

平成29年2月2週号

ふれあって やりがい実感
一宮市 モンタボー一宮新鮮野菜市場


朝市の出品者たち

 「朝市の開催から3年で遠方から来る方も増え、常連のお客様もできました」と話すのは、モンタボー一宮新鮮野菜朝市事務局長の木村富雄さん(68)。

 一宮市・稲沢市・JA愛知西が共同で開校した、「はつらつ農業塾」の卒業生たちで開催する、一宮市富士のパン屋、モンタボ―の朝市。新鮮な季節の野菜をはじめ、果物や米、切り花、おいしい朝市の野菜をのせ焼き上げたおいしい野菜パンなどが並ぶ。


多くの客でにぎわう店頭

 販売される野菜には、無農薬を目指したものや、スーパーではあまり取り扱っていない珍しいものもある。朝市では生産者自らが店頭に立ち、カレーや漬物などのレシピをつけて分かりやすく販売している。また、野菜の食べ方や育て方などのこだわりを直接客にアピールしている。客からも「スーパーで販売されているものより、新鮮で日持ちが良い」、「子どもがいるので、農薬が少ない野菜は安心」と好評を得ている。こうした客との交流も、朝市出品者のやりがいとなっている。


野菜を使ったパン(サツマイモ、ジャガイモ、ネギ。特にネギが人気)

 朝市では客がとだえないよう、3~4か月に1回のペースでセールを開催している。また、2月のバレンタインにチョコレートを、7月の七夕に笹を、8月に子ども向けにかき氷を配布するなどイベントも行っている。
 「野菜朝市は農業塾で学んだ塾生の活躍の場でありたい。今後も農業塾が続く限り、朝市を頑張りたい」と木村さんは意欲的だ。


店頭には新鮮な野菜が並ぶ

▽モンタボ―一宮新鮮野菜朝市=毎週木曜日午前9~11時、第1・3土曜日午前10~正午、雨天決行/☎090・1832・9029(木村さん)
▽石釜ベーカリーモンタボー一宮店=一宮富士2の3の23