平成28年6月1週号
洋ラン専門店「エフメル.n」
消費者との対話を重視
「お客様一人一人に合った花を提供していきたい」と話すのは、東郷町で洋ラン専門店「エフメル.n」を経営する藤本夏樹さん(41)、友紀さん(42)夫婦。敷地面積33㌃のガラス温室で、ミニカトレア、オンシジュームを栽培、胡蝶蘭などを仕入れ、販売を行っている。
ホームページを通じて消費者とやり取りを行っている「エフメル.n」。そこにはインターネット上で直接購入するシステムはなく、メール、電話での問い合わせが必須となる。
ヒアリングを大切にし、消費者の喜びを第一に考えた結果、このような形になったという。場面や目的を考えながら、多種多様な希望に沿った花の提供を心掛けている。
花の季節による向き不向きや、予算と希望のバランスから、時には希望した花ではなく、別の花を勧めることもあるそうだ。
消費者の喜びを第一に
「生き物を取り扱っている以上、掲載している写真通りの商品を提供することは難しい。正直にお客様と接したくてこのような形をとっている。」と夏樹さんは話す。
花が日持ちするように鉢植えに水苔を使用して、より長く楽しんでもらえるような工夫もしている。「日照時間や気温に左右され、大変な時期もあるが、今後は小売りをもっと増やしつつ、花の質をより高めていきたい」とリピーター増加に励んでいる。
「皆さんに心から喜んでもらえるような花を作りたい」と友紀さんは笑顔を見せる。
▽問合せ=「エフメル.n」
☎0561-38-8011
「エフメル.n」HPはこちら
(柴田)