多収性品種のみつひかり
こんにちは、海部津島出張所の農作・収入保険担当です。今回は水稲の品種についてお伝えします。
海部津島管内で「みつひかり」という品種が栽培されています。
皆さんがよく耳にする「コシヒカリ」や「あきたこまち」に比べ、知名度的には低いですが、実は皆さんもおそらく一度は口にしているのです。
というのも、このお米、実は牛丼で有名な「吉野家」などの大手外食チェーンに卸されているのです。
このお米の最大の特徴は何といっても「多収性」!
「コシヒカリ」などは平均で反当り7~8俵の収量なのですが、この「みつひかり」、条件や天候などによるのですが、なんと最大で反当り13俵以上とれることもあるそうです。
しかし、収穫時期も超晩生なため、10月下旬頃が収穫期になるので、台風等の被害を受けやすく、また、多収性であるがゆえに、倒伏もしやすいといった弱点もあります。
もし、10月下旬頃に田んぼへ行ったときに、普通の水稲よりも背が高く、穂がたくさんついている水稲があれば、それが「みつひかり」です。覚えていたら、ちょっと気にして見てみてください。
最近は「愛ひとつぶ」といった新ブランド米も出てくるなど、お米にはたくさんの品種が存在します。普段は気にしないと思いますが、ちょっと気に留めてみると面白い発見があるかもしれませんよ。
以上、海部津島出張所 農作・収入保険担当でした。