農業経営の安定を届ける農業共済

平成30年2月4週号

「地域密着、お米のBar」あなただけのブレンド米を
岡崎市 (株)渡辺米穀店 渡邊正明さん、郁子さん夫妻


ブレンド米はギフトにもできる

渡邊正明さん(写真左)と郁子さん(写真右)

「『地域のお米屋さん』として、お客様一人ひとりと向き合い、お米の良さを伝えていきたい」と話すのは、岡崎市矢作町の(株)渡辺米穀店の渡邊正明さん(57)。昨年3月、創業103年の老舗のお米屋に、『お米のBar』が誕生した。きっかけは2年前に取得した『五つ星お米マイスター』の資格だ。「今までと同じ事をしていても、大型店には対抗できない」と、身に付けた知識を生かし、妻の郁子さん(54)と共に、お米の硬さ、甘みや、産地などを、好みに合わせて、まるでバーでカクテルを作るように、独自のブレンド米を作成し、販売を始めた。ブランド重視の時代にブレンド米を販売するのは、不安であったそうだ。「はじめてみたら、想像以上の反響があった。今では町内に限らず、県内各所から、自分だけのブレンド米を購入しに来るお客様もいる」と正明さん。


真剣な表情でお米を吟味する渡邊さん夫妻

販売の際には、ブレンド米の特徴を『米(マイ)カルテ』に記入して渡すことで、お客様との交流も図っている。「ブレンド米の販売を始めて、お客様の顔が見えるようになった。今後も地域密着の経営を続けていきたい」と話す。(原田)
▽問い合わせ=(株)渡辺米穀店(岡崎市矢作町市場62、℡0564-31-3660)