農業経営の安定を届ける農業共済

平成29年12月2週号

地元の新鮮食材ふんだんに
飲食店「海花」美浜町


好評の日替わりランチ

 「最近では、食材とやっと話が出来るようになった。たまに、反発してくる子(食材)もいるが、言うことを聞いてくれるようなった」と優しい笑顔で話してくれたのは、飲食店「海花(みはな)」(美浜町北方)で腕を振るう奥田宜己(よしみ)さん(61)。


新鮮食材

 美浜町は、知多半島の南部に位置し、海と山に囲まれた温暖な気候に恵まれた町。そのため、魚介類や農畜産物が豊富に採れる。
 店は元々身内が営んでいたが、奥田さんは以前食材に関する商品開発の企画や、流通の仕事に携わっていたこともあり、「前から知多半島の食材に興味があった。美浜町は食材の宝庫。地元の食材を活かして、多くの人に知ってもらいたい」との思いもあって、店を引き継いだ。


うんねカレー

 前職で長年培ってきた発想力を活かしたランチメニューは約20種類。日替わりランチやうんね(ツメタガイ)カレーなど、地元の新鮮食材がふんだんに使われており好評を得ている。今では、奥田さんの料理に魅了され、岐阜や名古屋から月に1・2回店に足を運ぶリピーターもいる。
 「今後は、知多牛・知多豚を扱えるようなレベルに技術を高め、こだわりの調理により料理を提供したい」と、意気込みを語ってくれた。(関)