農業経営の安定を届ける農業共済

平成29年10月4週号

安城特産イチジクで加工品
女性グループ あんじょうハート 安城市


袋詰作業をする(右から)黒柳さん、石川さん、榊原さん


 イチジクの加工品の生産・販売を手掛ける「安城ハート」は農業委員経験のある女性で結成されたグループ。メンバーは代表の成瀬早苗さんをはじめ、石川政子さん、黒柳二三子さん、榊原喜栄子さんの4人。


干しいちじくをつくる様子

 現在は「いちじくグラッセ」「いちじくフルーツソース」「干しいちじく」の3種類の商品を年間で合計約2000個を生産。商品は安城市内のJA産直市場をはじめ、道の駅デンパーク安城、ハイウェイオアシス刈谷などで買うことができる。
 

 商品の開発は県の農業普及指導センターの協力のもと行った。花農家の石川さん以外のメンバーはイチジク栽培歴約40年のベテラン。「安城の農産物の宣伝をしたいと考えていた。イチジクを生食だけでなく加工品でもおいしく提供したい」と話す。


あんじょうハートが生産している商品

 パッケージのデザイン、印刷もすべて手掛ける4人。「今はハロウィンの時期に合わせてオレンジのリボンです。花農家の私に仕立ては任せて」とリボンを丁寧に結びながら石川さん。メンバーの特技を活かし、小規模でこそできる細かな気遣いを楽しみながら活動している。
 「無添加で特級品の味のイチジクを楽しんでほしい。いつかは百貨店に並ぶ姿を見たいね」と4人は話してくれた。
(井上)