農業経営の安定を届ける農業共済

平成28年8月4週号

色鮮やかダリア
-手塩にかけて 豪華で存在感ある一本を-


自慢のダリアを持つ荒木さん


 田原市中山町の荒木務牟(つとむ)さん(59)は、ダリアの栽培に力を入れている。
 ダリアはメキシコ原産のキク科の花で、大きな花輪と色鮮やかで豊富な種類の花色が特徴だ。出荷の時期は10月から4月上旬で結婚式や入学式などの祝い事の場でブーケや花束、テーブルの飾りとしてよく使われる。


荒木さんが栽培するダリア

 もともとはダリアを栽培していなかったという荒木さん。栽培を始めたきっかけは、ダリア一本でも圧倒される存在感と、その色の美しさに深く感動したからだと教えてくれた。それ以来ダリアの栽培を始め、8年ほど経った今では10種類ほどのダリアを栽培している。

 ダリアは、わき芽を取ることで花が大きく育つため、手間がかかり、出荷の際も茎の道管をつぶさないようハサミではなく、カッターを使うなど細かいことにも気を配らなければならない。しかしそうした手間をかけることがダリア一本一本の豪華さ、存在感につながっている。


ハウス内で栽培しているダリア

 今後の目標をたずねると「今よりも色を増やしていきたい。花もちのいいものや、一本でより豪華なものをつくりたい。」と荒木さんは力強く語ってくれた。
(中野)