農業経営の安定を届ける農業共済

平成27年9月4週号

親子で参加の料理教室 地産地消とエコを学ぶ


調理する小学生


 西尾市の中央ふれあいセンターで地元産の食材を使用した料理教室「地産地消!親子で楽しくエコ・クッキング」が西尾市の食育推進事業として8月19日に開催された。対象者は市内在住の小学生とその保護者。夏休みという事もあり多くの参加者でにぎわった。
 メニューは愛知県産の小麦「きぬあかり」と西尾市特産の抹茶を使ったマーブルケーキや愛知県産のトマトなど旬の野菜を使ったミネストローネ、鶏肉に「きぬあかり」の小麦粉をまぶして焼いたチキンソテーのオレンジソースがけなど地元産の食材を使った料理を参加者は調理し食事を楽しんだ。


自分たちが作った料理を楽しむ

 エコ・クッキングはエコが大きなテーマ。食器をため水洗いすることや、三角コーナーでは余分な水分を含み重くなってしまうのでチラシでゴミ入れを作り生ゴミを入れることなど、さまざまな工夫で無駄をなくし環境に配慮した料理方法が紹介された。「初めて参加したが勉強になった」「地域のものを使うことが大切だと知った」と参加した保護者は話す。
 企画を運営した東邦ガス株式会社環境部環境推進グループ梶川等次長は「海外から小麦を輸入し料理に使うとしたら、その分運んでくるのに経費やエネルギーがいる。地元で作られたものを使う地産地消もエコで大切なことだと思う」と環境に配慮した食生活・食育の大切さを話す。西尾市では今後も地産地消の取り組みを展開していく。(新宮)